広島市議会議員(安芸区)

辻井 伸行さんに対する無神経な質問

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 昨日の雨も上がり、緑が一層鮮やかです。
 6月7日、米テキサス州フォートワースで行われた第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクールで盲目の日本人、辻井 伸行さんが優勝しました。日本人として心からお祝い申し上げます。生まれながらのハンディを背負ってここまでのレベルに達したことに、本人はもとよりご家族に敬意を表します。
 昨日、辻井さんの帰国にあたってインタビューが行われました。そのなかで「もしも一日目が見えるとしたら何を見たいですか」という質問が女性記者から発せられました。なんという無神経で無礼な質問でしょうか。一昨日、辻井さんのご父君がインタビューで「伸行が子どもの頃、一日だけ目が見えるようになりたいと言ったときはつらかった。」と涙を流しながら答えられていました。そのインタビューを受けての質問だったのでしょうが、その女性記者のレベルの低さと品性の卑しさは喜びに水を刺しました。辻井さんを低俗なお笑いタレントと同レベルの感覚で接したのでしょう。これが我が国のマスコミのレベルでしょうか。
 辻井 伸行さんの未来に栄光あれ!!!