広島市議会議員(安芸区)

広島県銃剣道連盟のお世話をすることになりました。

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 昨日はあちこちで花見の宴が催されていました。日本人の原点を感じました。


 さて、一昨日の広島県銃剣道連盟総会で、わたくしは会長を拝命しました。住吉 充前会長からのご推薦を受けたものです。わたくしが学生時代に空手道を修行したことも理由の一つのようです。住吉前会長は自衛隊空挺部隊出身で元陸上1佐で、昨年まで海田町議会議員もお務めになられた方です。12年もの長きにわたっての会長職をお勤めになられたことに敬意を表します。東京都の会長は元防衛大臣小池百合子さんです。

 
 柔剣道は近世における戦いの主体がそれまでの刀剣から鉄砲(銃)に代わり、近接格闘戦は銃の先端に短剣を着けて展開されるようになってきました。我が国における銃剣道の芽生えは、明治初期、フランスから伝来した西洋式銃剣術を取り入れ、研究がなされたものです。

 その後、日本独自の銃剣術として、宝蔵院流佐分利流疋田流・貫(管)流といった日本古来の槍術の心技に源流を置き、剣道の理論等を合わせて研究を重ね、最も日本人の性格、体格等に適合した武道として地位の確立がなされました。また、銃の変遷に伴って展開されたもので、初めは「銃槍格闘」、または「銃剣格闘」と呼ばれ、次いで「銃剣術」と名付けられ、さらに昭和16年、大日本銃剣道振興会が設立されたとき、「銃剣道」と改められたものです。

 当時は、銃剣道も他の武道と同様、実戦武技としての域を脱することは甚だ困難な状態であり、その普及対策も一応競技会が実施されていたものの、それにも増して戦闘のための訓練に重点が置かれていました。

 戦後における銃剣道は、昭和31年全日本銃剣道連盟が結成され、現代の武道として、戦前の戦技的内容を完全に払拭して、しかも古来伝統武道の真髄を継承しつつ、全く新しい大目標にむかって競技会を主体とした近代的スポーツとして再出発したものです。従って、その修練の目標や理論、使術等については槍術や剣道と全く同様のものであり、 現代社会人としての人間形成に資することを目指したものです(全日本柔剣道連盟のホームページから引用)。詳しくは同ホームページをご覧下さい。


 平成24年度から中学校で武道が必修になります。当面は柔道・剣道・相撲の3種目です。武道を通じて若者たちに日本人の心が継承されることを願っています。