広島市議会議員(安芸区)

明治の先人たちの偉大さ

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 長崎で観光バスに乗りました。あえて観光スポットを避けて、教会や歴史資料を見学するコールを選びましたが、明治の先人たちの偉大さに心打たれました。とくに鳴滝塾シーボルトに師事した医学生たちの凄まじいまでの勉強ぶりには驚かされました。彼らを指導したシーボルトは心から日本を愛していたことが伝わってきました。医学生一人一人に違ったテーマを与えて、指導しており、それぞれに異なった内容の卒業免状を与えています。シーボルトは一時日本から追放されました。最愛の妻「タキ」と幼い娘「イネ」を残して日本を去ることはどんなにつらかったでしょう。後年、許されて再び来日して妻と成長した娘に再会します。ちなみに娘「イネ」は日本で最初に産科の免許を与えられた医師です。故国オランダでシーボルトはいまなお尊敬されています。


 また、フランス人宣教師、マルコ・マリ・ド・ロ神父は1868年に来日し、石版印刷技術を伝えただけでなく、社会福祉にも貢献しました。救助院を作り、貧しい人たちや障害者を救いました。

 
 シーボルト銅像


 旧シーボルト邸跡。


 同上。


 同上。奥の赤レンガの建物はシーボルト記念館。


 ド・ロ神父記念館の人体模型。幕末期にこれほど精巧な模型があったことは驚きです。


 ド・ロ神父が使った医療器具。左は注射器。右は聴診器で、上の大きい方を患部にむけ、小さい方を耳に当てます。


 手術器具。