広島市議会議員(安芸区)

桂 三枝が六代目桂 文枝を襲名

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 暑くなりました。夏本番です。


 落語家の桂 三枝が六代目桂 文枝(かつらぶんし)を襲名することが決まりましたが、わたくしには違和感があります。三枝の師匠、五代目桂 文枝は、三代目桂 米朝、三代目桂 春団治、六代目笑福亭 松鶴とともに四天王と呼ばれた上方古典落語の大名跡です。新作落語中心の三枝には、先代の持ちネタである「三十石」や「地獄八景亡者戯(じごくはっけいもうじゃのたわむれ)」、「大丸屋騒動」、「立ち切れ線香」などを演じるのはとても無理でしょう。三枝が襲名するのは上方落語協会会長としての功績に報いる意味があるのでしょうが、業界用語の「家賃が高すぎる(ポストに実力が伴わない)」印象が強いのはわたくしだけでしょうか?


 それにしても、若くして自死した米朝一門の桂 枝雀(かつらしじゃく)が生きていた上方落語会はもっと盛況であったと惜しまれます。