広島市議会議員(安芸区)

歴史的快挙、西岡利晃の防衛

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。


 やってくれました。WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、チャンピオン西岡利晃が7度目の王座防衛を果たしました。場所はボクシングの聖地、ラス・ベガスのMGMグランド特設リングです。わたくしは現地からの生中継を見ましたが、久しぶりに緊張感で体が硬くなりました。内容も素晴らしいもので、目の肥えたアメリカのボクシングファンの評価も高まったでしょう。挑戦者のラファエル・マルケスは2階級を制覇した実力者です。強烈な右フックは一発でKOするほどの力があります。そんな強敵に対して、西岡は前半戦こそマルケスの左ジャブに苦しみましたが、中盤以降は得意の左ストレートを的確に打ち込み、勝利しました。世界最高級レベルの一戦でした。


 日本人がチャンピオンとしてラス・ベガスで防衛戦を行うのは夢のまた夢でした。しかも堂々と実力者を下しての防衛は、歴史的快挙として語り継がれることでしょう。先日歌舞伎役者として遅いデビューを果たした香川照之も解説者として現地いました。彼は、感極まって涙を流していました。それほどの偉業です。次回の防衛戦は、フィリピンのノニト・ドネアの名が挙がっています。これも世界が注目する一戦になるでしょう。


 いつも名前を聞いたこともないような弱い挑戦者ばかりと戦う亀田興毅に、西岡の「爪の垢でも煎じて飲ませたい」ものです。