広島市議会議員(安芸区)

三井化学大竹工場の劣化ウラン

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 昨日から猛烈な黄砂が飛来しています。アレルギーによる鼻炎や気管支喘息をお持ちの方にはつらい季節です。ゴビ砂漠からはるばる飛んで来る黄砂が中国の故意によるものとは思いませんが、恨みたくもなります。
 わたくしが「ゴビ砂漠」から連想するのは「ジンギスカンの歌」です。この歌は岡山大学空手道部の部歌「蒙古放浪の歌」と同様、学生時代によく歌ったものです。
 その中に次のような歌詞があります。


 男一匹、やるだけやれば
 なんのこの世に未練があろか
 どうせおいらにゃ、狼の血が
 親の代から流れているのさ  


 俺が死んだら裸のままで
 ゴビの砂漠に打ちやっておくれ
 吹けよ竜巻、アルタイ超えて
 俺も行くぞえ 嵐を超えて    壮大なスケールの歌です。


 さて、4月22日の未明に三井化学大竹工場で爆発事故がありました。わたくしの近所の方が爆音を聞いたほど激しい爆発だったようです。
 この工場内には、現場から約400メートル離れた場所に劣化ウランが保管されていました。劣化ウラン原発用の濃縮ウランの「残りかす」ですが、立派な放射性廃棄物です。ここには劣化ウランを含む放射性廃棄物がドラム缶に換算して3379本分あります。一歩間違えれば大惨事になる可能性があった事故です。わたくしたちのごく近い場所にこんなにも大量の放射性廃棄物が存在しています。


 事故の翌日の定例記者会見で、記者から「事故現場の近くに放射性廃棄物が保管されていた。これから何かアクションを起こすか」と聞かれた松井市長は「飛散すれば大事でした。これまで安全に保管されていたのだから、これからも安全に保管していただければと思います」と述べていました。あまり関心がない様子でした。世界初の被爆都市の市長の発言にしては能天気に思えますが、みなさんはいかがお考えでしょうか?記者会見の様子は広島市のホームページで市長の写真の下にある「記者会見」からご覧になれます。4月23日の会見の最期の部分です。

注文した本
1.「あらゆる領収書は経費で落とせる」  中欧公論新社
 どんな方法があるのか?
2.「SAPIO 5月19日・26日合併号」 小学館
 櫻井よしこさんの講演CDがついています