広島市議会議員(安芸区)

オバマの演説は心を揺り動かしたか?

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。

 昨日、オバマ大統領の広島訪問が実現しました。わたくしは17時半からの会合の前にテレビを見ていました。時間の関係で、大統領がリムジンで広島西飛行場を出発するまでしか見られませんでしたが、緊張感がひしひしと伝わってきました。


 オバマ大統領の演説は、心を揺り動かしたでしょうか?
確かに美辞麗句が散りばめられていましたが、具体的な内容がなく、わたくしの心は揺り動かされることはありませんでした。予想の範囲内の内容でした。


 オバマ大統領は、プラハの理念的な演説だけでノーベル平和賞を受賞しました。しかし、その後、受章に値するような業績を挙げたかは疑問です。核兵器の数は減らしていますが、臨界核実験を続けています。


 マーティン・ルーサー・キングマザー・テレサダライ・ラマのような方が平和賞を受章するのは納得できますが、過去にはテロリストが受章したこともあります。ヘンリー・キッシンジャーは国際平和に貢献したというより、米国の国益を追求したにすぎません。アウンサン・スー・チーの最近の活動を見ると、平和賞受賞者のそれではないでしょう。我が国の佐藤栄作核密約を隠していながら、非核三原則沖縄返還で受賞しました。
 ノーベル平和賞の意義に疑問を感じています。


 とはいえ、今回のオバマ大統領の広島訪問は歴史の残る出来事であったことは間違いないでしょう。