広島市議会議員(安芸区)

古代人は親知らずで苦しむことはなかった?

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。 

  

 昨日、広島市議会では本会議が開かれ、令和元年度決算が全て認定され、関連議案も可決されました。決算審議を通じて示された議会意思を来年度予算に反映されることを求めてゆきます。

 

  親知らずで苦しまれた方は多いと思います。親知らずは医学用語では第3大臼歯とか智歯(ちし)と言います。いちばん奥の大臼歯です。思春期頃に生えてくるため、つまり親が知らないうちに生えるために親知らずと呼ばれます。ほとんどの方ではまっすぐ上下に生えず、前側に向かって生えます。また、生えずに埋没したままのことも稀ではありません。退化して智歯自体が欠損していることもあります。生え方が正常でないため周辺の歯茎に炎症(智歯周囲炎)を起こすことが多く、やむを得ず抜歯することもよくあります。わたくしも学生時代に下顎の智歯を抜いた記憶があります。ハンマーで智歯を割り、小さくして抜きました。その恐怖感たるや尋常ではありませんでした。

  古代のクロマニヨン人でも智歯の埋没や欠損が見られるケースもありますが、古代人は固い物を食べていたため、現代人よりも顎が大きく丈夫であったようです。親知らずで苦しむことも少なかったことでしょう。