広島市議会議員(安芸区)

テロリストたちが「濡れ手に粟」の大稼ぎ

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 ここ最近、日米ともに株価が低下し続けています。その一方で原油価格や金は値上がりしています。アメリカの長期金利が高止まりしていることがリスクオフの動きにつながっていることは間違いありません。これに追い打ちをかけたのが今月7日に始まったハマスによるテロが引き起こした中東情勢の緊迫化です。

 

 もしも、投資家がハマスのテロをあらかじめ分かっていたらどういう行動をとるでしょうか?レバレッジを最大限に膨らませて金融商品先物を売り、原油や金の先物を買っておくでしょう。テロが起こった後、情勢を見ながら利益を確定させることができます。まさに濡れ手で粟です。イスラムのテロリストたちはこの手法でとんでもない利益を手にした可能性があります。自分たちが起こしたテロが莫大な利益を生み出す究極のインサイダー取引です。

 ニューヨークの9.11テロでもテロリストたちは今回とは比べ物にならないほど大きな利益を得たことでしょう。あの時のマーケットはまさにそこが抜けたようなパニックでしたから。

 

 「遠くの戦争は買い」という格言があります。いずれマーケットは落ち着くでしょうが、その陰でテロリストたちの高笑いが聞こえてきそうです。