広島市議会議員(安芸区)

狐の嫁入り

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 昨日の雨も上がり、今朝は心地よい風が強めに吹いていました。桜吹雪の中を自転車で走っているとき、空は晴れているのに小雨が降り出しました。天気雨です。天気雨のことを、祖母が「狐の嫁入りじゃ」と教えてくれたのを思い出しました。なぜ天気雨のときに狐が婚礼をするのか分からず、こども心に不思議な思いをしたものです。言い伝えによると、狐は自分たちの婚礼を人間に知られるのを嫌がり、晴天のときに雨を降らせて婚礼を仲間に伝えるのだそうです。こんな楽しく、夢のある言葉もなくなってゆくのでしょうか。後世に伝えるために「狐の嫁入り」を語り継ごうと思っています。先達が作り出した素晴らしい日本語を大切にしたいものです。
 写真はサン・フランシスコのゴールデンゲートブリッジの夜景です。雨という言葉からトニー・ベネットの「霧のサン・フランシスコ」を連想しました。雨がよく降る、坂の多い街ですが、しっとりとした都会です。