広島市議会議員(安芸区)

母の日のカーネーションの由来

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 今日も爽快な天気です。連休でリフレッシュできたでしょうか。わたくしものんびりできました。昨日はわたくしの知人が経営する会社の創立35周年記念パーティーに出席しました。わたくしが最も苦しいときに手を差し伸べてくださった方で、わたくしにとっては「足を向けて寝られない」大恩人です。来賓としてのスピーチの中で恩を受けたことを語るうちに、当時のことを思い出して涙が止まらなくなりました。「わたくしをここまで育てていただき、ありがとうございました」と結びました。このような知己を得たことはわたくしの人生の幸運の一つだと思っています。人との出会いを大切にしたいものです。
 さて、5月の第2日曜日は「母の日」です。わたくしの母も3月に77歳になりましたが、父とともに元気に過ごしています。
 「母の日」にはカーネーションを贈りますが、この起源は約150年前まで遡ります。アメリカで社会活動家として活躍していたミセス・ジャービスは、病気で苦しんでいる人を助けるために「Mother's Day Work Club」を結成しました。その後に起こった南北戦争では中立を保ち、南北両軍の兵士を献身的に看護したそうです。彼女は戦争や病気で自分のの子どもを8人失っていますが、母親としての愛情を残された娘だけでなく、全ての人々に注ぎました。女性が社会的弱者であった当時、彼女の社会的活動は社会改革に大きく貢献しました。そんな母親の姿を見て育った娘のアンナは、母の追悼式で母が好んだカーネーションを棺一杯に飾るだけでなく、参列者一人一人に渡しました。その光景が社会の注目を集め、カーネーションが「母と子」や「母の日」の象徴となったそうです。そして、この追悼式が5月の第2日曜日であったことから、この日を「母の日」としたそうです。
 今では「母の日」のプレゼントとしてカーネーション以外にもたくさんのモノがあふれています。しかし、大切なのはプレゼントではなく、感謝の心です。「母の日」まであと4日ですが、どうやって母に喜んでもらおうかと楽しく悩んでいます。