広島市議会議員(安芸区)

フィンランドの教育に学ぶ。15×17の暗算。

 

 
 グァムの海

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 朝方の雨も上がり、爽やかな風が吹いています。
 近年、「ゆとり教育」の弊害が言われ、文部科学省も考え方を変えたようです。わたくしは、「ゆとり教育」とは「なまけ教育」であると思っています。頭脳の柔軟な時期には詰め込み教育も必要であると思います。吸収力の高い、発達すべきときにはしっかりと鍛えるべきだと思います。「ゆとり教育」が始まって日本の学童、生徒の学力は低下の一途をたどりました。今朝のニュースでは、若者たちが映画の字幕の字が読めずに理解できないケースが多いことが報じられていました。OECD(経済開発協力機構)では3年ごとに各国の15歳以上を対象とした読解力、数学、科学など学力到達度が調査されます。2006年の調査では、56カ国が参加していますが、日本は数学が前回の6位から10位へ、科学は2位から6位に、読解力では14位まで低下しています。このように日本の学力は年々低下しています。
 そこで最近注目されているのが総合1位のフィンランドです。フィンランドの教育は、発想力、論理力、表現力、コミュニケーション力を高めることに重点が置かれています。例えば15個の単語を使って短い文章を作るとか、4コマ漫画の空白部分に自分で考えたセリフを書き込むなどです。日本でもフィンランド式の教育を取り入れる学校も増えています。もはや日本は経済も教育も一流ではなくなっています。危機感を持って対処したいものです。
 わたくしも19×19までの掛け算を暗算できるようになりました。例えば15×17なら、(1)まず一方の数字に他方の数字の1の位の数字を足します。つまり15+7または17+5=22となります。(2)これを10倍して220。(3)これに両方の1の位同士を掛けた5×7=35を足したもの、220+35=255が答えです。文章にすると面倒なようですが、慣れると実際には簡単です。18×17なら、18+7=25。10倍した250に8×7=56を足せば306。14×19なら、14+9を10倍して230。これに4×9=36を足して266。どうです。簡単でしょう。ただし、この暗算はインド式数学の本から学んだものです。