広島市議会議員(安芸区)

2月定例会が始まりました。

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 寒さの中にもなんとなく春が少しずつ近づいている感じがします。

 今日から2月定例会が始まりました。平成21年度の決算は不認定となりました。マスコミで報道されているように不適正経理が行われていました。私腹を肥やすような不正はなかったものの、襟を正すよう一罰百戒の意味を込めてわたくしは不認定の立場をとりました。決算が不認定であったからと言って大きな影響はありませんが、決算とは次の予算に反映させるためにチェックするものです。この経験を生かさなくてはなりません。

 新年度予算については、今回は市長の改選期ということで新しい政策の予算は計上せず、義務的経費や継続事業に係る経費を中心に編成しています。これを骨格予算といいます。新しい政策の予算は新市長が編成します。
義務的経費とは、人件費や生活保護などの扶助費、借金の支払いに充てる公債費などです。

 しかし、骨格予算でありながら、今年度の当初予算よりも173億円増となっています。これはごみ焼却場である安佐南工場の建替えの増(+82億円)、生活保護費の増(+79億円)、子ども手当ての増(+36億円)、子宮頸がんワクチン接種など予防接種の増(+25億円)などによるものです。


 予算規模は全会計1兆1,666億円で、一般会計:6,089億円となっています。
 目新しいものをいくつか挙げると、「働く世代への大腸がん検診推進事業」6,358万円があります。これは大腸がん検診が無料になるクーポン券、検診手帳などを送付します。対象となるのは40歳から5歳刻みで60歳までです。
 子宮頸がんワクチン接種事業8億7,846万円、小児用肺炎球菌ワクチン接種事業7億4,077万円、ヒブワクチン接種事業4億8,997万円なども親御さんに喜んでいただける予算です。

 先日報道された広島西飛行場の市営化については、「広島シティ空港」と名称を変更して空港設置条例が提出されました。市営化の予算は4億4,577万円です。これについては議会内でも異論も強く、議論を呼びそうです。

そのほか、組織改正では「特別滞納整理課」が新設され、課長以下総勢21名で悪質な滞納に対処します。