広島市議会議員(安芸区)

トイレに流せる商品は環境にやさしくない

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 昨日は、小春日和の心地よい一日でした。わたくしは、高校時代の同級生たちとのゴルフを楽しみました。前日は安浦町の「グリンピアせとうち」に宿泊し、旧交を温めました。「グリンピア安浦」と呼ばれていたころの隆盛を思うと、一抹の寂しさを禁じえませんでしたが、いつまでたっても同級生は一瞬にして学生時代に戻してくれるありがたい友です。



 テレビコマーシャルで観る「トイレに流せる・・・・」という商品があります。紙製の便座シートや便座クリーナーなどです。しかし、わたくしはこれらの商品を決して環境にやさしいものとは思っていません。



 下水処理の最初の工程は「最初沈澱池」と呼ばれる大きな池でいろいろな物を沈殿させますが、自然に沈殿させることは気の遠くなるような時間を要します。つまり、先に述べたコマーシャルで宣伝されるような製品が沈殿するまで余分な負荷がかかるということです。もし、そんな商品を便器のそばにあるくずかごに捨てれば、下水処理の手間とコストが小さくなります。トイレで鼻をかんでも、その紙はトイレに流さず、くずかごに捨ててください。こんな小さいことに心がけることが行政コストの削減になり、結果として税金が他の分野に有効に使えるようになります。これこそ、市民自らが勝ち取る減税です。