広島市議会議員(安芸区)

俳優、入川保則さん死去

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 厳しい寒さが続きます。


 9月20日、 「がんよ、ありがとう」 俳優・入川保則の生き方 と題して書きました。その後、テレビなどで元気なお姿を拝見していると、年を越すこともあるかもしれないと思っていましたが、昨日訃報が伝えられました。本人の予想が現実になりました。さわやかな死にざまでした。「これで年を越したら、俺はうそつきになるね」などとテレながら語っていた姿が目に浮かびます。ご冥福をお祈りします。もう一度、入川さんの著書「その時は、笑ってさよなら」の最後の部分を掲載します。



 「僕も僕なりに、「命なりけり」というシーンに何度か出くわしてきました。早い話が、充分に生きたんです。やがてすべては、虚無に還っていきます。僕もそろそろ、帰る時がやって来た様子。さあ、幕を下ろしましょう。ロング・グッバイ。ここまで読んでくださり、まことに有難うございました。」
 一読に値する著書です。


 奇しくも、きょう12月26日はわたくしの父方祖父の祥月命日です。昭和37年のことでした。今は廃線となった国鉄宇品線の踏切事故でした。入川さん、そして祖父の死に改めて人生とは何かを考えさせられます。