広島市議会議員(安芸区)

防災・観光行政を視察しました(2)

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 今日は立春


 1月31日、東京臨海広域防災公園を視察したあと函館へ向かいました。しかし、羽田空港では、函館空港が雪のため札幌千歳空港に着陸するか、羽田に引き返す可能性があるとの表示でした。半ば諦めながら祈るような気持ちで機中の人となりましたが、幸運にも何とか函館空港に着陸できました。早速空港で滑り止めのグッズを1260円で買いましたが、驚くほど効果的でした(下の写真)。
  


 宿泊はラ・ビスタ函館ベイです。ラ・ビスタ(=La Vista)とはスペイン語で景色とか視覚の意味です。このホテルの最上階には塩分を含んだ温泉があり、湯に浸かっての雪の函館は絶景でした。また、このホテルの朝食は人気投票で日本一になっています。自分でトッピングを選ぶ勝手丼は、イクラ、まぐろ、生えび、ホタテ、イカなどから自由に選べます。絶品でした。あまりのおいしさに同行の議員や職員も食べすぎたようです。


 函館では「函館市観光基本計画」について学びました。市の一般会計に匹敵するほどの観光収入を得ています。広島市も見習うべき観光行政でした。
 下の写真は復元された函館奉行所です。たった1枚残っていた写真をもとに、4年間かけて平成22年に復元されました。畳に備後表が使われていたことには驚きでした。また、トイレの立派さには眼を見張りました。「このトイレは使用できません」の表示があったのには笑いました。使った人がいたのでしょうか?天井板や柱、床の間、長押(なげし)の釘隠しなどにも最高級の品が使われていました。日米和親条約によって下田とともに開港した函館の奉行職の重要さが偲ばれます。
 



 函館は、新選組土方歳三の終焉の地としても知られています。その場所には案内板が立っています。また、戊辰戦争当時の軍艦奉行榎本武揚も函館にとって欠かせない人物です。久しぶりに訪れた五稜郭では周囲の堀は凍結し、雪が積もっていて全く見えなかったのが残念でした(続く)。