広島市議会議員(安芸区)

喫煙所費を削除する修正案を出します。

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 いよいよ春です。


 14日で、平成24年度の予算特別委員会での審議が終わりました。今後は21日に予算特別委員会で討論・採決を行い、特別委員会としての意思を決定した上で、翌日の本会議で議決することになります。あくまで議会全体としての最終の意思決定は本会議です。これまでも予算特別委員会での決定が本会議で覆えされたことがあります。最終日に向けて水面下で折衝が行われています。



 さて、議会棟1階ロビーのにある喫煙室は透明なビニールで周囲から隔てられていて、天井には空気清浄機が取り付けられて換気されています(この空気清浄機はリースです)。しかし、完全に遮蔽されていないために煙や臭いが周囲に洩れます。新年度予算には、この喫煙室分煙化するための予算が140万円計上されています。



 先の予算特別委員会の議論では、この場所は「多数の者が利用する公共の場である」との答弁がありました。
 厚生労働省の「受動喫煙防止対策」には、「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない」と定めてあります。また、「少なくとも官公庁や医療施設においては、全面禁煙とすることが望ましい」とも書かれています。
 そんな中で、分煙化に140万円を支出することを市民が許すでしょうか。「来訪者に不便をかける」とか、「喫煙者は市たばこ消費税を70億円払っている」という主張もありますが、市民を納得させるものではないでしょう。



 わが会派(市政改革ネットワークは)は分煙化の予算を削除した上に、現在の喫煙室を撤去する目的で空気清浄機のリース代(年間11万3千円)を削除する修正案を提出しました。修正案が可決される見通しはまだ不透明です。議会が市民に眼を向けているかどうかが試される「踏絵」となるでしょう。



15日に見た光景です。市役所の廃棄書類の山です。月に1回業者に引き取ってもらい、トイレットペーパーに再生するそうです。膨大な量に驚き、思わず見とれてしまいました。市役所からは年間200トンの紙が捨てられます。議会にも膨大な量の書類が配られます。iPadのような端末を使い、パーパーレスを目指すことも必要になってきたと感じています。