広島市議会議員(安芸区)

透明人間は女風呂をのぞき見できるか?

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 今日は休題閑話です。


 さきほど、テレビで「ニュース少年探偵団」という番組がありました。最新技術で自分たちの映像を消すことができる映像が出ていました。「透明人間になれます」というイメージでした。
 わたくしは、おそらく小学校低学年の時、「透明人間」という題のモノクロ映画を父と見た記憶があります。本人が誤って薬を飲んだために心ならずも透明人間になって悩んでいたような内容でした。


 その後に透明人間という話題が出た時には、例外なく女風呂をのぞきたいというコメントが付いていました。ありえない希望だからこそそんなものでしょう。しかし、もうそんな無駄なことは考えないでください。絶対に無理なんです。わたくしは、医学部の学生時代に悟りました(?)


 われわれが物を見て、それを認識するにはいろんな条件があります。脳が画像を認識するためには絶対的な条件として眼球の奥のスクリーンである網膜に像が結ばれる必要があります。スクリーンは映像を受け止める幕です。透明人間は周囲に溶け込んで光が体を透過します。ということは、眼のスクリーンである網膜さえも光が通過します。網膜に像が映らないということです。ですから、透明人間には視力が全くないことになります。周囲からは見えなくて、自分だけ見えるというエゴイスティックな(?)状況は絶対にありえないことがお分かり頂けましたか?


 本日の結論。透明人間は女風呂をのぞけません。ご希望の女風呂に自分だけでたどり着くことさえできません。透明人間になれる薬をお望みの方にはご愁傷様でした。