広島市議会議員(安芸区)

神話博しまね

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 盆休みは十分に休養できましたでしょうか?わたくしは久しぶりに出雲を訪れました。出雲大社のそばでは「神話博しまね」が開かれており、猛暑の中、家族連れでにぎわっていました。「よみがえる はじまりの物語」とのキャッチフレーズがつけられており、神話のふるさと、日本人のルーツを感じました。出雲大社因幡の白兎で知られる大國主大神(大黒様)を祀っています。来年は60年ぶりの平成の大遷宮が行われるため、仮の本殿しか参詣できませんでしたが、荘厳さは少しも劣るものではありません。出雲大社伊勢神宮、樫原神宮のような格の高い神社では自分や家族のことなどを祈るような気にはなれません。国の将来の繁栄を祈りました。
 社務所では大遷宮のための浄財の奉納を募っていました。60年に一度のこと、大枚を奉納しました。


 出雲に縁のある人物として、ラフカディオ・ハーン小泉八雲)がいます。八雲は日本人以上に日本を理解した人物かもしれません。日本文化や歴史などの考察には驚かされます。中でも、日本人女性を最も高く評価しています。日本人女性は何物にも代えがたいほどの素晴らしい存在であると書いています。現代の日本女性とは異なった女性がいたのでしょうか? 


 帰途、初めて石見銀山に立ち寄りました。石見銀山世界遺産に登録されて5年が経ちました。実際の鉱山は遠いため、資料館や代官所などの街並みを歩きました。あんな山奥に10万人も住んでいた繁栄が信じられないほどの静けさでした。鉱山の人夫は劣悪な環境のため、今で言う「塵肺」で早世したようです。30歳になると長命を祝ったそうですから、労働環境の厳しさが想像できます。

内科医院。現在も診療されているかは不明ですが、懐かしいたたずまいです。


さすが、歴史のまち。こんなところで銀行業務が行われていました。