広島市議会議員(安芸区)

20万円のレコード針?

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 昨日は久しぶりの雨でした。こどもの頃、雨の日には元宇品の山でかたつむりを採って窓ガラスを這わせたものでした(祖母や嫌がりましたが)。ツユクサの鮮やかな青が記憶によみがえります。


 昨夕、友人と会食しました。彼は釣りやテニスを始め様々なことに徹底する男です。昨日はオーディオの話になりました。
 以前、自宅に招かれたとき、映写室で映画を見せられました。映画を見るために家を改造していました。画像はともかく、音響の迫力を覚えていいます。ヘリコプターが右から左へ移動すると、ローターの音も同じように移動し、さらに後方から聞こえてきました。すさまじい臨場感でした。


 さて、レコード針です。彼はオーディオにも凝っています。スピーカーは2本で800万円、アンプとスピーカーを繋ぐケーブルは何と1本50万円です(太さは4〜5センチ)。
 ここまで書けばレコード針の20万円も理解できるでしょう。わたくしは問いました。それだけの差が出るのか?
 彼の答えは「明らかに絶対に差がある」とのことでした。学生時代かオーディオに凝っていたとのこと。ここまでやるのかと感心しました。


 わたくしは、うまく使えませんがタブレットを持っています。タブレットで音楽を聴くために高いイアフォンを買いました。説明書には再生できる音域が広いことが書かれてあったためです。
 ところが、買った後になって気づきました。いくら広い音域を再生できても、肝心のそれを聞くわたくしの聴力が落ちていることに。「宝の持ち腐れ」、「豚に真珠」、嫌な言葉が浮かびました。
 このことを彼に話すと、ありがたい言葉が返ってきました
「聴力が落ちていても、音の圧力やそのほかの要素があり、無意味ではない。」
 
 変な慰められ方だったような気がします。