いい顔ふやそう。沖宗正明です。
年の瀬も迫ってきました。意味もなく何かと慌ただしい気持ちです。
きょうはヒロポンの話です。立川談志とビートたけし、爆笑問題の太田光の対談のCDからの引用です。談志とたけしのあまりにもテンポの良い会話に太田はほとんど入り込むスキもありません。その中からヒロポンにまつわる笑える話を紹介します。
戦時中に噺家が軍隊の慰問に行ったところ、出演料としてヒロポンを一升瓶でもらった。
中毒になった南伸介は楽屋の隅で段ボールを広げて盾にしていた。理由は誰かが自分を狙っていると妄想したこと。
「あこがれのハワイ航路」の岡晴夫はヒロポンを打った途端にあの甲高い声になった。
談志が若い頃、噺家には多くのヒロポン愛好家がいた。楽屋の入り口には自虐的に「注射場」と書かれてあった。火鉢の中はヒロポンのアンプルだらけで灰が見えなかった。
三笑亭可楽はあまりにもヒロポンを打ちすぎていた。周りからは、いったい何合打つんだとからかわれた。・・・・・・・・・・
談志のことですから多少誇張もあったのでしょうが、笑ってしまいました。とはいえ、現状の薬物の蔓延には危機感を持たざるを得ません。