広島市議会議員(安芸区)

長嶋茂雄はルーキーイヤーにトリプルスリーを達成していた

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 長嶋茂雄プロ野球にデビューした1958年の主な成績は、打率3割5厘、打点92、本塁打29、盗塁37と素晴らしい内容です。

 トリプルスリーとは1シーズンに打率3割、本塁打30本、盗塁30個以上を達成することです。攻走守の三拍子が揃った超一流選手であることを意味します。過去に達成したのはわずかに10人だけです。最近では2015年と2016年にヤクルトの山田哲人が、2015年の柳田悠岐が達成しています。カープでは1995年に野村謙二郎が、2000年に金本和憲が名を連ねています。

 1958年の長嶋は本塁打が29本と、1本足りません。しかし、実際には本塁打を打ちながら、1塁ベースを踏み忘れてピッチャーゴロと記録されたものがあります。つまり本当の本塁打数は30本です。ルーキーイヤーに実質のトリプルスリーを達成していたのです。このチョンボも長嶋さんらしいエピソードです。