広島市議会議員(安芸区)

なぜポーランドが欧州随一の親日国なのか

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 9月26日、ポーランドの首都ワルシャワで、ある式典が開かれました。1920年、シベリアにいたポーランドの孤児736人を日本が救出して100周年を迎えたことを記念したものです。コロナ禍やウクライナ侵攻で延期されていました。

 

 当時、シベリアや満州にはポーランドを分割統治していた帝政ロシア政治犯として流刑にした約20万人のポーランド人が住んでいました。ロシア革命に伴う内戦で多くの子供が親を亡くし、飢餓や病気に苦しんでいました。ポーランドは各国に救援を要請しましたが、日本政府だけがこれに応え、シベリア出兵していた陸軍が孤児たちを救出しました。

 療養のため日本に滞在した孤児たちを当時の日本国民は大歓迎しました。義援金や食糧が多く寄せられ、自分の着物や玩具を提供した子供も多くいました。船で祖国に戻る孤児たちは「日本を離れたくない」と泣いたと言われています。

 

 式典ではポーランド大統領夫人もあいさつし、参加した孤児の子孫たちは「日本のおかげで私たちは生きている」と述べています。

ワルシャワ近郊の特別養護学校は、ロシアがウクライナ侵攻を始めた直後からウクライナから避難してきた母子約120人を受け入れています。校長は「日本が孤児に示した人道の精神を、私たちが示す番だ」と語っています。

 ポーランドが欧州随一の親日国である理由が良くわかりました。これを報じたのは産経新聞です。他のメディアでは全く触れられることはありませんでした。こんな素晴らしい日本を子々孫々まで語り継ぎたいものです。